人が学ぶ昆虫の知恵 (東京農工大学サイエンス選書 知らなかった自然のふしぎシリーズ)
普後 一
ネットニュースからの転載-------------------------------
農工大が一般向け選書 第1弾は「昆虫の知恵」(東京多摩)
東京農工大出版会(府中市幸町)は9日、一般読者向けの大学選書シリーズ第1弾となる「人が学ぶ 昆虫の知恵」を全国の書店で発売する。難解な学術書や教科書とは異なり、イラスト入りで分かりやすく解説しているのが特徴。今後、植物や犬、猫、馬などの動物、森林、地球などをテーマに同大教授陣が交代で執筆し、「知らなかった自然のふしぎシリーズ」として刊行していく方針だ。
同大出版会は2006年11月、農・工学部スタッフが持つ知的財産の社会還元を目指して発足。知的好奇心の旺盛な一般読者を対象とし、大学の講座で学ぶ感覚で気軽に読んでもらおうと、専門用語を平易にした選書シリーズの刊行を決めたという。
「昆虫の知恵」を執筆したのは、農学部生物生産学科の普後(ふごう)一教授。昨年夏ごろから約半年かけて、身近な虫の生態の紹介を通じて、自然や人間社会とのかかわりなどをまとめた。「昆虫の体の構造」「生理機能」「昆虫の知恵を利用した先端技術」など6章構成で、見開きの左面に解説文、右面にはイラストを掲載する体裁にした。また、古代エジプトの太陽神ケプリの由来や、昆虫と家紋・武具の関係、「虹」など一部に虫が使われている漢字について説明した雑学ページも盛り込んだ。
普後教授は「虫に関するメカニズムだけでなく、文化や物理との関係まで意識して書いた。科学の面白さに興味を持つきっかけになれば」と話している。
A5判、168ページ。1400円(税抜き)。問い合わせは同大出版会((電)042・367・6700)へ。
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